作成日:2021年08月11日 更新日:2022年12月14日
やってはいけない!ダイエットの間違い8選

ネットやSNS、テレビなどのメディアや雑誌のダイエット特集には、様々なダイエット方法が取り上げたれていますが、全てが理にかなったダイエット法というわけでなく、間違いも多く見受けられます。
カウンセリングに来られるお客様に、過去に経験のあるダイエットを必ず聞いています。
糖質制限・スープダイエット・筋トレ動画を見ながら運動など様々です。
ほとんどが本質的なダイエットではなく、流行に左右される方法なのではないでしょうか?
この記事では、これまでモデルさんなども含め1000名以上のダイエットをサポートしてきた経験と、生理学などの知識を照らし合わせ、やってはいけないダイエットの間違いを解説していきます。
是非、これからのあなたのダイエットに役立てて下さい!
間違い1:目標が高すぎる

「2ヶ月で15kg減量させる」など高すぎる目標設定をしていませんか?
目標が高くなってしまうと、ハードなダイエットを行ってしまい、食べないなどの極端なダイエットをしてしまい体にかかる負担も大きくなってしまいます。
極端で体に負担の大きいダイエットは、リバウンドの原因となったり体調を崩したり、最悪摂食障害を起こしてしまい健康になるためのダイエットが、体に悪影響を与えてしまう危険なダイエットになってしまう可能性があります。
極端なダイエットは避け、最初は「間食を控えよう」などにし、クリアできたら次はもう少し高い目標を設定する。
この積み重ねを大切にし、最終的に大きな目標を達成するようにロードマップを作るようにしましょう。
リバウンドの可能性も低く、体への負担を最小限でダイエットを成功させることができます。
一人でのダイエットが難しく必要であれば、パーソナルトレーニングジムなどに通い、適切なダイエットの指導を受け、運動も組み合わせながら理想の体を手に入れましょう。
間違い2:手段が目的となっている

あなたは、ダイエットすることが自体が目的となっていませんか?
体験・カウンセリングに来られる大半のお客様が「太ったから痩せたい、、、」と言われます。
痩せたいと思われることは決して悪いことではありません。
しかし、痩せることはあくまで手段です。
そのことをしっかり理解する必要があります。
よく例えで結婚式を控えた花嫁さんのお話をします。
結婚式でウエディングドレスを綺麗に着たい!(←目的)
そのためにダイエットをする!(←手段)
と、なります。
ほとんどの人が、本来手段であるダイエットをすることが目的となってしまっているので、ダイエットを成功させることができません。
あなたは手段が目的になっていないか、再度確認してみて下さい!
痩せた後に、どうありたいか明確にイメージすることでダイエットは大きく前進させます。そのイメージを持ち続けダイエットを行ってください。
間違い3:食事を抜く

ダイエットの基本は、消費カロリーよりも摂取カロリーが低くなる必要があります。
摂取カロリーを低くするためには、朝ごはんもしくは、夜ごはんを食べないという人がいますが、食事を抜く必要はありません。
行っていけない理由は様々あるのですが、1番の理由は「リバウンド」してしまうリスクが非常に高くなるからです。
食事を抜くことで、カロリーを抑えることが出来るので、ダイエットは成立するでしょう。
しかし、ダイエットできたとしても、食事を元に戻すとカロリーは増えるので、体重もl戻ってしまいます。
食事の回数を減らすのではなく、食事全体のボリュームを抑えることをオススメします。
間違い4:極端な食事をしている

バナナダイエットやトマトダイエット、過度な糖質制限ダイエットなど、特定の食べ物を食べるダイエットや制限する極端なダイエットは間違いです。
人間の大部分は、タンパク質から構成されています。
脳・神経・内臓・血液・筋肉・皮膚・爪・髪の毛
偏ったダイエットをしてしまうと、タンパク質が不足する傾向があり、減量できても皮膚・爪・髪の毛がボロボロになり艶も失われ、貧そな印象を与えてしまいます。
極端な偏ったダイエットをするのではなく、糖質・タンパク質・脂肪の3大栄養素を中心にバランスの良い食事で減量を行いましょう。
間違い5:脂肪は食べない方が良い

多くの人が「脂肪は太る」というイメージを持っていると思います。
確かに1gあたりの脂肪のカロリーは糖質に比べると高いです。
糖質・タンパク質・・・1gあたり4カロリー
脂肪・・・1gあたり約9カロリー
脂肪はカロリーで換算すると糖質やタンパク質よりも約2倍のカロリーがあるので、太ると一般的に知られています。
しかし、青魚の油・アマニ油・エゴマに豊富に含まれるオメガ3という脂肪は、病気の予防や中性脂肪、悪玉コレステロールを減らし体にとって良い働きがあり、現代の日本人に不足しているので積極的に食事に取り入れたい脂肪なのです。
逆に、ポテトチップス・菓子パン・カップラーメンなどに含まれる飽和脂肪酸は、悪玉コレステロール・中性脂肪を増やすので、肥満や病気を引き起こす危険性が高くなってしまいます。
脂肪は必ずしも、太る原因となるわけではありません。
脂肪は、種類と分量に気を付けながら摂取するのが良いでしょう。
間違い6:糖質は食べない方が良い

ダイエットにおいて糖質が太る原因とされることが多いですが、この認識も間違いです。
糖質が含まれているモノを食べると、血糖値が上がりインスリというホルモンが働き、糖質を脂肪に換える働きがあります。
このことから
糖質を食べて血糖値を上げてはいけない!
インスリンは肥満ホルモン!
と、揶揄される時がありますが、そんなことは
しかし、これは間違いっており、体のメカニズムを正しく理解する必要があります。
糖質を食べ、脂肪となるのは体の中の糖質が有り余っている時です。
糖質は、筋肉・血中・肝臓に貯蔵されています。
運動やダイエットにおいて体の糖質が使われ、貯蔵するのに余力があれば脂肪になることはありません。
しかしラーメンやファーストフードなどをたくさん食べていれば、糖質を貯め込むのに限界がくれば、糖質を脂肪として体に蓄積してしまします。
このことから、糖質が悪いのではなく、糖質の食べ過ぎが良くないので注意しましょう。
間違い7:低糖質の食べ物はいくら食べても大丈夫

コンビニやスーパーなどで見かける「低糖質」「ロカボ(=low carbo(低炭水化物))」のパッケージを見かけたことはありませんか?
最近ではチョコレートやパンなど、様々な商品に見かける機会が増えました。
糖質が少ないからといっても、いくらでも食べて良いというわけではありません。
食べ過ぎてしまえはダイエットの効果を得ることはできません。
低糖質のモノは、主に間食などに使用すると効果的です。
間食をする際の注意点は、空腹が辛い時に和らげるために食べ、お腹を満たさないという意識が必要になります。
間違い8:ハードな運動をすると痩せると思っている

ハードな運動をすると痩せる、体重が減ると認識している人もいると思いますが、これも勘違いです。
YouTubeなどのSNSなどで「毎日3分するだけで−10kg痩せる」などのキャッチコピーやサムネを見かけますが、食事制限をしないで運動だけで減量することは非常に至難の技です。
運動をすることによって通常よりは、消費されるカロリーは増えるでしょう。
しかし、どんなにハードを運動を行ったとしても、思っているほどカロリーは減りません。
お客様に「ダイエットは食事が4割、睡眠が4割、その他2割」と説明しています。
運動はその他2割に分類されます。ダイエットにおいて運動はそこまで、大きく関与しないというのが正しい認識です。
運動で痩せると言っている人は、ダイエットを正しく理解していないと言えます。
そもそもダイエットは『食事療法』を指すので、運動は含まれません。
これを理解していないと、一生懸命運動をしていても無駄な時間と努力して威しまうことになってしまいます。
まとめ
この記事では、よくあるダイエットの間違いについて8つご紹介しました。
あなたが行っているダイエットは含まれていませんでしたか?
もし含まれていたのであれば、今すぐ見直しましょう。
意外と一般的に言われていることが、1人歩きして間違いだったということは少なくありません。
ダイエットにおいて1番大切なことは「続けること」です。
続けることが出来ないダイエットは、表面的なダイエットで本質的なダイエットではないと言えます。
間違ったダイエットで効果が出ない→効果が出ないからやる気もなくなる。
このような負のスパイラルに陥らないことが重要です。
そういった誤った情報に惑わされすに、正しい知識を持ちダイエットを成功させましょう。
何が正しい情報かわからないという人は、パーソナルトレーニングジムなどでプロに相談してみるのも有効です。
著者プロフィール

佐藤 喜一
鍼灸師としての医学的観点とトレーナーとしての科学的視点をかけ合わせ「あなた本来の身体」へ導くパーソナルトレーナー
指導実績
トップアスリート、アーティスト、モデル、俳優などのトレーニング&コンディショニングを担当 これまでの経験を基に、トレーニングと鍼灸で1,000名以上の身体の悩みを抱える方々のサポートを行う
保有資格
◆はり師・きゅう師 ◆NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー) ◆FMS Level1 ◆テクニカ・ガビラン認定者