美容に必要不可欠な成長ホルモンとは?

成長ホルモンと聞くと、子供の頃に身長を伸ばすホルモンと認識されている方もいらっしゃると思いますが、この成長ホルモンは「美容に必要不可欠」なホルモンであり、近年注目されています。
最近では、多くの美容整形外科で注射による「成長ホルモン療法」なるものが提供されていますが、これはオススメしません。
今回のブログでは、その理由も述べつつ
✔︎いつまでも若々しくありたい、、、
✔︎綺麗に年齢を重ねたい、、、
✔︎周りから「若いですね」と言われたい、、、
という人は、是非このブログを読んで成長ホルモンを見方につけて下さい。
目次
成長ホルモンとは?

成長ホルモンとは、脳の下垂体前葉という箇所から分泌され、体の成長や回復を促す働きがあるホルモンです。
約3時間おきに1日8回、下垂体前葉から分泌され、1回あたり15分程でピークに達し、60分程で元に戻ります。
特に睡眠時や運動後に多く分泌されますが、上の図のように思春期をピークをむかえ、年齢を重ねるとともに1日当たりの分泌回数と1回あたりの分泌量の両方が減少してしまうのです。
10代や20代前半の頃は、簡単に痩せることができたのは、この成長ホルモンの分泌が多いこが1つの要因として考えられます。
成長ホルモンの働き・効果
成長ホルモンには、様々な働き・効果は以下の通りです。
成長ホルモンの働き・効果
- 筋力増強
- 体力・スタミナの向上
- 疲労感の減少
- 体脂肪減少
- コレステロールの減少
- 骨の強化・伸長(骨密度の向上)
- 軟部組織の強化
- 脳の活性化(記憶力の向上)
- 肝臓・腎機能の機能向上
- 心筋機能の向上
- 美肌効果(シワの減少・弾力性向上)
- 乳腺の発育
- 性機能の向上
- パーキンソン病・アルツハイマー病の予防改善
- 免疫細胞の機能向上etc、、、
成長ホルモンには様々な働き・効果があることがわかりますね!
成長ホルモンの分泌を促す生活習慣
成長ホルモンの分泌を促すには、生活習慣が鍵を握っています。成長ホルモンの分泌を促す生活習慣について、ご紹介します。
睡眠時間と睡眠の質
成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されるので、睡眠は非常に重要になります。
睡眠時間は6時間〜8時間を目安にしましょう。
また、睡眠時間も大切ですが「睡眠の質」も非常に大切です。
睡眠の質については、別途説明していますので、こちらを参考にしてください。
眠りの質を向上させる6つの習慣
このブロブで紹介していない、手軽に睡眠の質を高め、成長ホルモンの分泌を促す方法を、ご紹介します。
それは、夜ご飯は腹八分目にして、寝る3〜4時間前に済ませるということです。
成長ホルモンの分泌は、血糖値が低い空腹時に促される特徴があるので、寝る時は出来るだけ満腹の状態は避けるようにしましょう。
夜ごはんと寝る時間の間隔を空けることがスケジュールの関係で出来ないという人は、糖分や炭水化物を控え、あまり血糖値が上がらないようにするのが重要です。
タンパク質をしっかりと!
成長ホルモンはアミノ酸由来のホルモンです。
アミノ酸の原材料はタンパク質なので、肉・魚・卵・大豆製品などは積極的に食べるようにしましょう。
1日に体重×1gを目安に、1食あたり15g〜20gのタンパク質を摂るのが理想です。
お肉:100g
魚:1切
卵:2つ分
が、目安になります。
あなたの普段の食事で十分にタンパク質が摂れているか、普段の食事内容と比べてみてください。
どうしてもタンパク質が不足してしまう時は、プロテインを飲んで補うようにしましょう。
ただし、プロテインは補助的な役割でしかないので、プロテイン頼りになりすぎないように注意が必要です。
少し強度の高い運動をしましょう!
運動を行うことで、成長ホルモンの分泌が促されます。
筋力トレーニングやインターバルトレーニングなど、少し強度の高いトレーニングを行いましょう。
運動による脂肪燃焼や筋力がつくことで、脂肪の増加や筋力不足を防ぐことも出来ます。
ストレスの溜め込みは大敵
ストレスが溜まると、成長ホルモンの分泌が低下してしまいます。
そして、コルチゾールというホルモンが分泌されてしまいます。
このコルチゾールは筋肉を分解し、脂肪を溜めるという成長ホルモンと反対の働きがあるので、ストレスを溜め込みすぎないように注意しましょう。
自分なりの息抜き方法を見つけておくことが大切です。
成長ホルモン療法を行ってはいけない理由
成長ホルモンは美容にとって、必要不可欠なホルモンであることは間違いありません。
最近では、美容整形外科やクリニックなどで「成長ホルモン療法」というのを目にします。
この療法は、加齢によって分泌が少なくなった成長ホルモンを注射によって補う方法ですが、冒頭にお話ししたようにオススメしません。
注射などで外部から成長ホルモンを補うことによって、自分の体で成長ホルモンを生産させ、分泌する機能が低下してしまう副作用が考えられるからです。
注射による療法は、比較的歴史の浅い療法なので、はっきりとした副作用などは報告されていない可能性がありますが、類にする事例があります。
トップアスリートやボディビルダーの選手は、時として「ドーピング」に手を染めてしまう選手がいます。
これは、ステロイド(ホルモン)注射によって外部からホルモンを補う方法です。
このステロイド注射によって、様々な副作用が報告されていますので、美容整形外科やクリニックなどでの注射療法はオススメしません。
まとめ
このブログでは、成長ホルモンが美容に欠かせないというお話をさせていただきました。
成長ホルモンと美容の関係性は非常に高く、その特徴や性質・分泌される体の仕組みを正しく理解し、成長ホルモンを味方につけることが若々しくある秘訣です。
最近疲れや肌などが気になる方は、成長ホルモンを意識した生活をしてみてはいかがでしょうか?
投稿者プロフィール

- 鍼灸師/パーソナルトレーナー
- 鍼灸師としての医学的根拠とパーソナルトレーナーとしての科学的根拠を掛け合わせた知識と、これまで1,000人以上のダイエット、トレーニングをサポートしてきた経験を基に「あなた本来の体」に導くパーソナルトレーナー。
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