作成日:2022年07月15日 更新日:2025年02月11日
痩せやすい季節は夏?冬?

「夏は気温も高いし汗もかいているから、夏の方が痩せるでしょ?」
「冬は寒い分、エネルギーを使っているから冬の方が痩せやすいでしょ?」
季節だけにフォーカスをすると、冬が痩せやすいという論文はありますが、様々な要因も重なり、一概に冬が痩せやすいとは断言できません。
しかし、夏や冬の特性を理解することで、ダイエットを加速できる可能性もあります。
今回のブログ記事は、季節の特性を理解することで、効率よくダイエットするために役立つ内容になっており、あなたのダイエットに大いに役立つ内容になっているので、是非参考にしてください。
目次
冬は消費するエネルギーが増加しやすい

冬が痩せやすいというのは、季節によって基礎代謝に変化があるか調べた論文から結論づけられています。※1
下記の表を見てわかるように、基礎代謝は冬春は高い、夏秋に低い傾向にあることがわかりますね。※1
冬に痩せやすいというのは、身体の構造から考えると理由がわかります。
ホメオスタシス注1という機能によって、人間は体温を36度前後に保つようになっており、特に気温が低くなる冬は、36度を下回らないように体の熱を生み出し、エネルギーを消費し基礎代謝が高くなっているのです。
注1:ホメオスタシスとは、外部環境が変化しても身体の内部(内部環境)を一定にする働きで、暑い時に汗をかく、寒い時は身体を震えさせて体温を保とうとする働きなどがあります。ダイエットにおいて体重が停滞するのもホメオスタシスが原因となって起こります。
このことから、冬から春にかけて痩せやすくなります。
しかし、冬になると食事の量が増加しやすく、寒さによって活動する意欲が低下しやすくなってしまうので、意識的に身体を動かすようにしましょう。
忘年会・クリスマス・正月・新年会などイベントごとが多くなり、暴飲暴食になりがちなので注意が必要です。
夏は消費するエネルギーが抑えられる

気温が高い夏は、汗をかきやすくなるので「痩せるのでは?」と、思われる方は多いのではないでしょうか?
確かに人間の60%は水分なので、水分を摂取せずに汗をかいたら、その分体重は減りますが、水を摂取したら元に戻ります。
これは体重が一時的に減っている状態で、決して余分な脂肪が無くなったわけではありません。
あくまで痩せている気がするだけで、本当に痩せて体重が減っているわけではないのです。
夏は、暑くなるので1日の消費するエネルギーで1番大きい割合を占める基礎代謝は抑えられる傾向にあります。※2
しかし、暑さで食欲が無くなり汗によって、結果体重が落ちる痩せやすくなる人も多くいます。
夏は暑いがゆえに、涼を求めてアイスやカロリーの高い飲み物を摂取しがちになるので注意が必要です。
消費エネルギーを理解しよう!
消費エネルギーは
- 基礎代謝
- 食事誘発性熱産生(DIT)
- 身体活動量
この3つについて詳しく紹介します。
基礎代謝
基礎代謝とは、目が冴えている状態で、心臓の拍動・呼吸・筋の緊張など生命を維持に必要な最小限の代謝をいいます。※3
年齢などによって変化しますが、成人男性で約1,500カロリー、成人女性で約1,200カロリーのエネルギーが消費され※3 先ほどご紹介したように夏は低くなりやすく、冬は高い傾向にあります。
食事誘発性熱産生(DIT)
食事誘発性熱産生(DIT)とは、食事を摂ってから数時間後、胃腸などの消化菅運動が高くなり、吸収された食べ物が代謝が増加します。※4
身体活動
運動など日常生活で身体を動かす、姿勢を保持して筋肉を緊張させることによっても代謝はおこります。※5
寒さなどで不意に震えることによって、代謝が促進されることも特徴的です。
まとめ
今回のブログでは、痩せやすいのは夏か冬かについてまとめました。
夏でも冬でも痩せるためには、適切な食事と運動が不可欠ですが、季節での特徴を生かすことで効率よくダイエットをすることができるはずです。
このブログ内容を参考に、あなたのダイエット生活で活かして下さい。
参考文献
※1 島岡章他.基礎代謝の季節変動について.日生気誌,24(1):3-8,1987.(参照 2022-07-14)
※2 田原靖昭.基礎代謝および寒冷暴露時における身体組成別産熱量の気候変動.日本栄養・食糧学会誌,1983,36(4),p.225-263.(online)(参照 2023-09-11)
※3 佐藤優子ら.生理学.第2版.東京.2011.1.298p.978-4-263-24166-0,(参照 2022-07-14)
※4 e-ヘルスネット.食事誘発性熱産生/DIT.厚生労働省.(参照 2022-07-14)
※5 e-ヘルスネット.身体活動.厚生労働省.(参照 2023-09-11)
著者プロフィール

佐藤 喜一
鍼灸師としての医学的観点とトレーナーとしての科学的視点をかけ合わせ「あなた本来の身体」へ導くパーソナルトレーナー
指導実績
トップアスリート、アーティスト、モデル、俳優などのトレーニング&コンディショニングを担当 これまでの経験を基に、トレーニングと鍼灸で1,000名以上の身体の悩みを抱える方々のサポートを行う
保有資格
◆はり師・きゅう師 ◆NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー) ◆FMS Level1 ◆テクニカ・ガビラン認定者